2016年1月16日土曜日

スカラシップ (まもなく公募スタートします)

BARACKEが、助成事業を始めます。

昨今、グローバリゼーションという大きな運動の中で、人文学が大学機関から衰退しつつあります。音楽や演劇、舞踊などの上演芸術も、その中の一つに数えられるでしょう。10年程前の一時期、公立劇場が研究機関を持つような機運が高まったこともありましたが、残念ながら衰退の一途を辿っています。

例えば、2020年のオリンピック開催を契機に文化・芸術を振興していく、というのがグランド・マップだと主張する人たちもいます。恐らくは、そういった風回りになっていくのでしょうが、私は同時に、理論的な土壌が整備されてこなかったがために、1990年代から現在に至る文化の衰退があったのではないか、とも思ってしまうのです。

ごく当然のことでしかありませんが、草の根的な活動の素地がなければ、補助金や公的機関などの社会的な仕組みは出来上がっていかないのではないでしょうか。そうだとすれば、現在われわれがすべきは、助成金をいかに獲得すべきか、という議論ではなく、芸術とは何かを改めて問い直すということではないでしょうか。

偉大な坪内逍遥のような人ばかりではなく、私財を投げ打って文化に貢献した人たちがいました。そういった人たちのお陰で、芸術は成熟し花開くのでしょう。未だに、草の根活動的に私財を投じて、芸術を取り巻く環境を良くしようと努力している人たちがいます。私も、その恩恵を受けた一人であり、組織に頼らなくても芸術は生き延び続けるのだと確信している一人です。

私、横田宇雄は、小さな一歩ではありますが、プライベートで芸術研究のための助成金をスタートさせることにしました。

BARACKEの諸事業は、演技に関する国際的な研究機関を設立することを目的としています。「スカラシップ」は、その一つの小さな一歩だと考えています。どうぞ、皆さんのご応募、またお知り合いへ当スカラシップについてご宣伝いただければ幸いです。

BARACKE 横田宇雄
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